Date:2021.12.03
「オミクロン」に「原油高」・・・
世の中なかなか落ち着きませんねぇ。。。
個人的には、
原因不明の咽頭炎で声が出ないし、修理上がりのPCを設置している最中に落っことして再修理。。。
いやはや、なかなか落ち着きません。。。
さて、
そんな声の出ないなか、
とある小学校から講師の依頼がございまして。
「いったい何のテーマをわたくしに?」
どうやら “前職の業務関連” と “現職の事業の内容” と “大学の研究内容” のミクスチャーなテーマで、
子供たちに「仕事」というものを伝えてほしいとのこと。
普段、経営者や経営リーダー陣の方々、管理者やマネジャーの方々に研究成果をお話しさせていただいているのですが、
小学生となると少し勝手が違います。
なぜなら、
いつもは話を進めながら受講者の皆さまの認知度や理解度を感じ取りながらコンテンツの難度を調整するのですが、
果たして子供たちにも通用するのだろうか。
子供はいたって正直だから、
面白くなかったら「面白くねぇな、この人」ってお顔ではっきり伝えてくれるし、
忖度で笑ってくれたりもしないだろうし、
声が出ないから、「すみませ〜ん、良く聞き取れないんですけどぉ」とか言われてもどうしようもないし。。。
当日までそういった不安を抱えながらも懸命に資料を準備し、
90分1本勝負の
「どうして仕事しなくちゃいけないの?」
というテーマでお話しをさせていただきました。
ってことで結論から申しますと、
「子供たちの可能性はホント無限だな…」とあらためて思い知らされました。
だってね、
基本的にはそれぞれの意見を出し合うかたちの時間にしたのですが、
まずは各自それぞれに意見を持っているんですよ。
そして、みんなが自分の意見を積極的に主張する。
この時点で大人の方より子供たちの方に軍配があがりましたね。
(大人の皆さまは、自分の意見が他の人に受け入れられるかどうかを気にするあまり、進んで意見を言うことはしない傾向にあります)
さらに、
(ここから特に感心するところです)
自分の意見に対する他の子供たちからの反論をしっかりと受け入れて、
自分の意見と対比させて考えてみて、
その上で自分の意見が正しいと思ったらやはり主張し、
他の子供たちの意見が正しいと思ったなら、
「ホントだ。みんなの言うことが正しいね」
と受け入れる。
(大人の皆さまは、他の人からの批判的な意見を受け入れづらい傾向にあります)
思わず心の中で叫んじゃいました。
「子供たちの心のポテンシャル、半端ねぇ!」
人の成長は、自分を否定することから始まる。
逆に、自分を否定できない(自分の意見こそが正しい)人は、残念ながら、それ以上の成長はむずかしい。
だって、
他の人の意見を受け入れず自分の意見こそが正しいと通すことは、すでに自身が考える頂点に達しているということ。
「自身に成長の余地なし」
と自らに宣言しているのと同じことである。
人は、他の人のクリティカル(批判的)な意見や主張を受け入れて、
自身にはない思考や視点を学ことから「自己肯定」や「自己効力」の獲得へとつながるのである。
唯一の方法や正解がひとつでない社会において、
多くの意見を取り入れて、最適解を導き出せる柔軟な人間力が、
不確実で変化の激しい世の中を切り開く人材である。
「偉い人」と「偉そうな人」
「賢い人」と「賢そうな人」
「バカになれる人」と「バカにする人」
「大きい人」と「大げさな人」
「受け入れる人」と「受け入れさせる人」
・・・
似て非なるその境目は、
子供と大人の境界線なのでしょうか。
いや、
心の境界線ではないでしょうか。
追伸
木本小学校の生徒の皆さま、校長先生と担任の先生、
大切なことに気づかせていただき有難うございます。
皆様からのお手紙は一生の宝物です。
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