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すべての人にとってチャンスの年

Date:2019.04.04

新元号「令和」がもたらすもの

年号（元号）とは

西暦やイスラム紀元、皇紀（神武紀元）など無限の紀元であるのに対し、元号は天皇、皇帝、君主の即位、または改元によってリセットされる（再度元年から数え直しされる）有限のシステムである。
特定の時代に名前をつける行為は、君主が空間だけでなく時間までも支配するという思想に基づく。

「令和」の由来

元号に初めて使用された「令」の文字には、どこか高貴で気高いイメージがあります。
逆に20回も使用された「和」の文字には、懐かしく（昭和生まれの人には特に）、なごやかで、絆を感じます。
645年の「大化」から数えて248番目。「大化」から「平成」までの元号は中国の儒教の経典である四書五経などの漢書を典拠としていましたが、初めて日本の国書である万葉集から「令和」は名付けられました。
”人々が美しくて心を寄せ合う中で文化が生まれ育つ”という素晴らしい意味が込められています。
本当にこれからの時代には大切で必要な想いであると感じます。

世の中へのインパクト

新元号「令和」にちなんだ商品が発表即日で賑わっていましたね。
お菓子にキャンディ、Tシャツ、タオル、カレンダー、キーホルダーにステッカー、コカコーラ、メルカリで新聞号外、ヤフオクではドメインまで販売されています。
兎にも角にも新元号という一大イベントは世間の関心を大いに惹きつけたと言えます。
マーケティングの観点からも、いわゆるローンチ活動、スニークプレビュー、発表イベントなど、心理トリガーへの流れは見事にハマったと言えます。

旧元号「平成」がもたらしたもの

「平成」の由来

平成は書経の”地平天成”、史記の”内平外成”の2つから引用されたと言われています。
意味は”天地内外ともに平和が達成される”という願いが込められていました。

「平成」の歴史

では平成の時代には何が起こっていたのでしょうか？

消費税3％導入（平成元年）、大学入試センター試験導入（平成2年）、バブル経済崩壊、ソ連崩壊、湾岸戦争勃発（平成3年）、のぞみ運行開始（平成4年）、皇太子徳仁親王・雅子様ご結婚、Jリーグ開幕（平成5年）、日本人初の女性宇宙飛行士・向井千秋さん搭乗（平成6年）、阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件（平成7年）、ポケモン大ヒット（平成8年）、消費税5％、ダイアナ妃交通事故死（平成9年）、和歌山カレー事件、長野５輪（平成10年）、携帯電話E-mail開始（平成11年）、カメラ付携帯発売、PSⅡ大ヒット（平成12年）、米国同時多発テロ、iPod誕生、USJ開業（平成13年）、小柴さんノーベル物理学賞・田中さんノーベル化学賞受賞（平成14年）、六本木ヒルズオープン、オレオレ詐欺多発（平成15年）、新1万円・5千円・千円札発行、アテネ５輪、新潟県中越地震（平成16年）、JR福知山線脱線事故、クールビズ流行（平成17年）、トリノ５輪、Twitterサービス開始（平成18年）、消えた年金問題、iPhone発売（平成19年）、リーマンショック、観光庁発足（平成20年）、裁判員裁判制度誕生（ちなみに私は地元2例目の裁判員を経験しました）、オバマ氏米大統領就任、マイケルジャクソンさん死亡（平成21年）、iPad発売（平成22年）、東日本大震災、なでしこJAPAN女子サッカーW杯優勝（平成23年）、東京スカイツリー開業、山中さんノーベル医学生理学賞受賞（平成24年）、東京おもてなし５輪決定、今でしょ？流行（平成25年）、消費税8％（平成26年）、マイナンバー制度導入（平成27年）、ポケモンGO大ヒット、リオ５輪（平成28年）、トランプ米大統領就任、将棋藤井くんフィーバー、上野動物園シャンシャン誕生（平成29年）、平昌５輪、西日本豪雨、日産ゴーン会長逮捕、近畿地方台風21 号被害（平成30年）、イチロー引退、新元号（平成31年）

ふぅ〜、まだまだ大きな出来事はたくさんありますが、他出典でお楽しみください。
え？あの出来事ってあんなに昔だったの？、あれってそれと同じ年の出来事だったの？ってないですか？
GAFAなんて平成31年の歴史からみたら、ほんの新参者ですからね（apple 1976年の昭和51年創業以外、amazon 94年、google 98年、Facebook 04年の平成時代創業）。

頑張れ日本のプラットフォーマーたち！

時間的区切りの効果

新世紀、新年、新学期、期首、そして今回の新元号。
新たな始まりの時には時間的な区切りが存在します。昨日までは一旦リセットして、今日からはゼロから新しいスタートを始めることができます（もちろん累積数値が消えることはないですが…）。
時間は戻せませんが、ある意味ある方向性でいえばゼロにリセットすることは可能なのです。

感情的区切りの効果

昨日まであまりよろしくなかった人々にとっては、”まるで何事もなかったかのごとく” 心機一転、気分も新たにリスタート。
すごくうまく行ってた人々にとっては、”これまで同様にしていればOK、いやもっと改善すればさらなる成果も期待できるぞ” 的な向上心満載なきっかけになります。

新たな始まりって基本ポジティブな出来事なのです。

まとめ

そう。すべての人にとって「令和」、この新元号の始まりは大きなチャンスの年なのです。
そして新元号が始まる5月1日まであと1ヶ月足らず、感情的にも実質的にも確実に行動をおこす準備をしておくことが、チャンスを掴むキッカケRe-startになります。

頑張れ日本のビジネス・パーソン！

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