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職場は明るい方がいい

Date:2019.04.10

「職場は明るい方がいい」
そりゃそうですよね。

異なる人間が一人ひとりが持つ強みや弱みですら認められ、上司や仲間が頼り補完し合うチームで働ける環境。
会社はチャレンジすることを推奨し、「失敗してもチームで原因を分析して次に活かすデータが蓄積できる。だから失敗が多い方が次の失敗を回避できるんだ」くらいの

懐の深い職場
笑いの絶えない職場
月曜日が待ちどおしくなる職場
時間を忘れる職場
仕事以外でも会いたくなる仲間がいる職場
頼りになりイジれる先輩がいる職場
なんでも相談したくなる上司がいる職場
尊敬のできる経営者がいる職場

経営者は自社をそんな会社にしなきゃ損ですよってお話です。

 

 

Contents

学生と社会人の実情

背景

我々は企業の皆様を、低リスクで高効率、イノベーティブで持続性の高い経営運営をサポートすることが必須のタスクです。実現には経営に関わるあらゆるリテラシーへの造詣が深くなければいけません。
ということで、国立大学院で経済学、経営学、市場環境学を研究しています。
例えば経済原理、国際経済、経営学史、応用統計、知識情報処理、社会論、マネジメント、競争戦略、マーケティング理論、管理会計など。

気付かせてくれるのはいつもビジネスとは無縁

大学敷地には大学生と大学院生が、それこそ多国籍多年齢の男女が勉学や研究に励んでいます。
一コマ90分の講義時間を10分休憩挟んで一日5時限ございます。
昼休憩時間ともなると数千人の未来の社会を担う人財たちが、青空の下、仲間とランチをとったり、木陰のベンチでカフェしたり、芝生で寝そべってテキストを見合わせたり、好き好きに過ごしています。

それがね、みんなの表情がね、眩しいくらいに輝いているんですよ。
”眩いくらいに眩しい” てこういう表情なんだなって。
でね、そんな雰囲気の中にいるとね、屈託無く笑ってるんですよ、自分たちも。
無意識に、ですよ。ニコニコ ニヤニヤ へらへら・・・
ある意味薄気味悪いですよ。

でも晴れ晴れしいんです。

ちなみに研究の最中も参加者みんな笑顔が絶えず、和気あいあいに研究を進めているんです。
全員参加が当然で、サクサクと成果があがってきます。

 

 

笑いのパワー

「ユーモア」「笑い」がストレス解消や免疫力を高めるだけでなく、集中力の持続や仕事の効率をアップさせる研究はあちこちで発表されています。
「笑顔」には ”天使の” や ”最高の” といった形容詞がよく似合います。

職場のパラダイムは正しい?

では仕事の場面、職場ではどうでしょう。

おそらくは笑顔で仕事をこなしているよりは、考え顔、むづかしい顔をしてるのが大概ではないでしょうか?
挨拶なんかにしても気持ちよく笑顔で挨拶できていますか?
おはようございます…」「・・・ざす」「お」「ん」とか小難しく偉そうに返答していませんか?

それでもスタッフは気持ちよく仕事に打ち込めるでしょうか?

社会人のパラダイムは正しい?

学校は教育の場であるので、各々の能力がまちまちなクラスや参加者で課題研究をこなしていきます。
だから学年や能力が高い100点の人だけが牽引するのではなく、80点の人や50点の人の意見や考えも取り入れて120点、130点の成果を生み出す手法がとられます。

でも社会はある意味、収益を追求する企業の集まりで構成されています。
成果はもちろん、スピードやムダ・ムラの排除などが求められ、職責、職歴、能力の高い人が牽引する図式が多く見られます。
時にはさんざん練ったアイデアなども、トップのひと声で覆ることもままあります(良くも悪くも)。

 

 

春はあけぼの

春ですね。桜も満開です(4月10日現在)。

眩いほどの明るい表情で研究をしている学生たちは「春はあけぼの」の状態です。
夜明けの時間帯の一番いい春のような存在です。

この時期、企業は新卒の新入社員を研修しているタイミングでしょう。
どうか彼ら彼女らの持つ力をビジネスという環境にさらされて疲弊しているスタッフたちへの清涼剤に活かしてください。
そして職場のパラダイムシフトのきっかけに活かしてください。

まだまだ職務的な効果は少ないかもしれませんが、会社を良くする起爆のスイッチとしての効果はきっと大きいです。
「職場を明るくすることが新入社員である君たちがすべき最初のミッションだ」
「君たちのそれぞれが持っている素晴らしい能力、それはスレていない初々しさと恐れ知らずな快活さだ。それを大いに発揮してくれ」
うまく教育すればきっと職場は明るく生まれ変わるでしょう。

 

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