アイデアの源

Date:2019.04.30

高校時代の友人が故郷に帰るということで、数十年ぶりに会うことになりました。

彼とは学生時代に音楽を一緒に演っていた仲で、卒業してからは冠婚葬祭の時以外に顔を合わすことなく、お互いに離れた場所で別々のビジネスをしながら生活をしていました。

彼はシステムエンジニア、webデザイナーのスペシャリストとして起業しています。
芸術系の大学を出ているだけに素晴らしい感性の持ち主の彼からFacebookで
「30年ぶりに故郷に帰るので、久し振りに一緒に飲もう」
とお誘いいただき、喜んで会うことになりました。

事件は会議室で起こっているんじゃない

ビールを飲みながら昔話に花咲かせ、ビールがワインに変わって、白が空き赤が空いて、大いに盛り上がった頃に彼のビジネスの話になりました。

様々な業種のクライアントさんを持っている彼は、現状のweb管理やシステム構築しているだけではなく、もっとクライアント様のITによる業務改善をしていきたいと話し始めました。

現在の訪問やFAX、郵送で行なっている見積書の提示や契約書の締結、FAXでの発注や納品書の郵送や紙媒体による社内の業務指示など、日常業務のwebによる簡略改善とペーパーレス化を図っていきたいと。
また、顧客管理なども管理ソフトで管理しているものの、属性や時系列なベストタイミングでの提案などを一元管理で行なっていきたいと。

CSR（企業の社会的責任）、CSV（経済と社会の共通価値化）の観点からも大いに意義のある話です。
「じゃあCRM（顧客管理システム）とSFA（販売支援システム）の最適化をして、電子契約のクラウドサインを導入して、販売チャネルも見直し、webやSNSによる集客を強化して・・・」

そこからの会話はプロの販売系コンサルタントとIT系コンサルタントとの実りある内容でした。
この話を具体的にまとめて、企業ごとに微調整して実施するだけで、ほとんどの会社の業績改善ができるコンテンツでした。

まさに「アイデアは会議室で生まれるんじゃない」ですね。

全てはアイデア（着想）から始まる

結局はそういうことなんですよね。

どんなにICTやAIが発達しても、人が切望することや欲求の本質なんてものは人にしか解んないもんです。
そして人の心の内を実現させようとする行動が世の中に偉大な発見や重要な生産活動を生み出していくのです。

「あんなこといいなぁ〜」

「出来たらいいなぁ〜」

「あんな夢、こんな夢、いっぱいあるんだよなぁ〜」

みんなみんな叶えてくれます。

人間の持つ不思議なアイデア力と感性というアイデンティティによって。

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