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映画 アベンジャーズから視る組織論

Date:2019.05.07

「アベンジャーズ」って映画観たことあります?

米国マーベル・コミックのヒーローが力を合わせて悪者から地球を救う、ざっくりといえばそんな内容です。

実は個人的にはスルーしていたクチのシリーズ映画なんですが、これがとても面白いんです。

何が面白いかといえば、
出てくるヒーローの個性がハンパない!
「アイアンマン」、「超人ハルク」、「スパイダーマン」、「キャプテン・アメリカ」、「マイティ・ソー」、「ドクター・ストレンジ」、「アントマン」、「ブラックパンサー」、「キャプテン・マーベル」、「小枝」、「狸」、「猫」などなど。

で、このスーパーヒーローたちはそれぞれ強みがあるんですね。
力の強い者、並外れた身体能力を持つ者、頭脳明晰な者、空を飛べる者、弓矢の達人、魔術師、糸を出す者、レーザービームを照射する者、小ちゃくなったり大きくなったりできる者、相手の感情が読める者、テレキネシス能力を持つ者などなど。

でもこのスーパーヒーローたちはそれぞれ弱点もあるんですね。
これが結構人間的で、
心が優しすぎたり、怒ったら我を忘れちゃったり、間違ってると気付いても後に引けなかったり、自分のことに自信が持てなかったり、愛に溺れちゃったり、根性悪かったりなどなど。

で、このアベンジャーっていう映画は、
そんな超人たちが力を結集させないと倒せない、超強力な悪者が登場するんですよ。
すっごく嫌味な上司や鼻もちならない先輩、裏切る仲間とかも登場します。
でもって、ヒーローたちは衝突し合いながらも
正義を貫いて、お互いの弱みを仲間がカバーしつつ、それぞれの強みを最大に活かして超強力な悪者をやっつける
(嫌な上司や裏切り者にも負けず)訳ですよ。

 

 

どうですか?

 

単純すぎて、子供じみて、あんまり面白くなさそうでしょ?

 

 

でもね、とっても面白いんですよ!
これが。

 

何が面白いって
これって

 

世の中そのものじゃないですか?

社会そのものじゃないですか?

職場そのものじゃないですか?

 

やっぱ生きていれば、それなりの悩みや課題や難関にぶち当たることってありますよね(超強力な悪者)

どうしても尊敬できない上司っていますよね(上司の顔色ばっか見て、部下には権力振りかざす的な…)。

気の合わない同僚っていますよね(常に虎視眈々と足を救ってやろうと狙っている的な…)。

ウマの合わない先輩っていますよね(自分のことは棚に上げて、重箱の隅をつつきまくる的な…)。

 

でも同様に素晴らしい出会いがある(アベンジャーズ)

自分より仕事はできるが、世渡りの下手な仲間。

頼りなくて失敗ばかりするけれど、頑張りぱなしの放っておけない仲間。

ここぞという時には必ず助けてくれる先輩。

尊敬にやまない上司。

一生ついて行きたくなる師匠と崇める人。

自分のことよりも社会や従業員のために献身するCEO。

 

 

悲しいかな、映画と現実で違うのは

”正義を貫いて、お互いの弱みを仲間がカバーしつつ、それぞれの強みを最大に活かして超強力な悪者をやっつける”

という点ですかね。

 

現実には

”自分の意見より上司や周りの意見を貫いて、人の足を引っ張り引っ張られ、人間の闇の部分を最大に発揮して、個性の強みよりもマニュアル通りに行動させることで失敗を軽減させる”

ことのほうが世の中多くないですか?

 

 

官僚型のヒエラルキー組織が悪いとは思いませんし、能力均衡型のマニュアル制度が良くないとは思いません。

でもそんなのが主役になる物語は映画化されないでしょうね。

 

 

だってそんなの

全然面白くないですから。

 

 

そんな視点で一度アベンジャーズをご覧ください。

あんな組織でこんな仲間と仕事したい!って・・・

 

危険すぎて思えませんか?

 

 

 

おわり

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