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旨味 研究所の夜

Date:2019.06.04

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旨味 研究所

大阪北新地に”旨味 研究所”たる中華料理屋がある。

東京から旧友が来阪するということで、グルメ雑誌編集者の知人にオススメの食べ物屋さんを紹介してもらったところが”旨味 研究所”である。

弊社も”経営 成長 研究所(Growth Manegement Institute)”という社名通り、
個々の企業にとって経営を研究するところからベストな手法を導き出す、という活動スタンスをとっている。
なのでこのお店はきっと美味しいだろうと期待して、いくつかのおすすめ名店料理屋さん候補から件の店をチョイスした。

これが
なんとも美味い!

旨味 研究所という名のごとく調理カウンターには見たことのない無数の調味料類が鎮座しており、厳選した素材と考え抜かれた配合により調理された料理の数々、どれをとっても

美味ぁ〜いッ!

 

中間職の極み

さて、旧友の彼の話

彼は東京近郊で6つのお店を切り盛りしている敏腕の販売責任者である。
専任の取締役という肩書を持ちつつも各店を回って現状を把握する現場主義者である。

その彼の頭を少々悩ませているのが、
ひとつは
”従業員が思い通りの行動を起こさない”
といったことである。
従業員のことを慮るからこそ、
「近道や正道を指し示しているのだから、云う通りにすれば間違うことなく個人としての成功に近づけるのに…」
云々。

もうひとつが
”トップの経営者が自分の功績や業績を認めてくれない”
といったことである。
「現場、現状、現物においては様々な問題や課題が続々噴出している。それを一つひとつ解決しているし、また、色々なアイデアを出しては収益につなげる努力をしているにも関わらず、経営者はそれらを肯定しない評価してくれない」
此云。

まさに中間職(彼の場合、立場的には経営陣なのだが)の極みとでも言いますか、マズローの上位欲求のジレンマとでも言いますか、とにかくは悩んでいる訳です。

 

木を見て森を見ず

ちなみに先に断っておきますが、こういう類の話に正解なんてものはなく、一気呵成、一網打尽に解決できるものではないです。
だって従業員一人ひとりのパーソナルや考え方、経営者の哲学、彼自身の理念など、同じであろうはずがない。
そんなところに「自己実現の欲求」や「承認の欲求」の実現や解決方法を求める方がムダってものである。

でも、まぁ頭を悩ますことも理解できます。
ほんの少しわかってくれる人がそばにいたりするだけで随分と違ってくるのでしょうが…。

ただ言えることは
”木を見ているときは森は見えない”、”森を見ているときは葉っぱは見えない”
ということ。
勘違いしないでもらいたいのは、ここで言っているのは
”木を見て森を見ず(木を見ているものは森を見ていない、故に木を見つつも森を見るべきである)”
といった意味ではない。
”木を見ているときは森なんて見えっこないのだからそれを理解しよう”
という意味です。
つまり、両方または様々な方を同時に見ることなんて不可能であるということである。
遠近両用眼鏡をかけていてもさえ近くと遠く両方を同時に見ることはできないのである。

両方または様々な方を見たいのであれば同時にではなく、意識のチャネルを各々に切り替えてから見にいかなきゃ個別には見れませんよってこと。
このチャネル切り替え能力は経営者や管理職、マネージャー的な立場の人には必要な能力のひとつです。
なぜならこの能力が欠けていると部下や従業員、上司の考えや言ってることが見えない、理解できないから。
理解できないと、彼のような悩みをかかえる日々を過ごすことになっちゃいます。
少なくとも部下のチャネルには合わせられるように普段から意識しておいたほうがいいですよ。

 

そんなことを考えた旨味 研究所の夜でした。

 

 

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