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光り輝く明るい未来を築くために

Date:2020.05.01

新型コロナウィルス(COVID-19)による外出自粛、営業自粛が続き、事態の収束が見えてこないなか、地球規模での国家においても、企業においても、個人においても、経済的に精神的に困難な状況が拡大しています。

ストレス度がそろそろMAXに近づいてきたところで、
少しでも明るくポジティブな思考で現状とその後を考えてみましょう。

 

Contents

時間軸で考えてみる

 

すべての事態を大きく捉えてみると、

「事態が起こる以前」=過去
「困難の最中」=現在
「事態の収束後」=未来

という時間軸で流れていきます。

とりわけ現在は「困難の真最中」といえるでしょう。

それぞれの瞬間で、一人ひとりの意識や行動が、
この先の未来のパラダイムを築いていくのです。

 

ポジティブ・シンキング

 

この時間軸における状況を、「経験による知識の獲得」、「英知の集積」、「ソリューション(解決)へのノウハウの習得」といったポジティブな側面で考えると、

「事態が起こる前」…無知、無関心、無能、手立てが無い状態
「困難の最中」…学習、創造、進化、変革、ディープ・ラーニングな状態
「事態の収束後」…知的資源の向上、生存への適応変化、行動や倫理のアップデートがなされた状態

であるといえます。

これが地球規模の国家単位で、企業単位で、そして人類個々人で
学習、創造、進化、変革、ディープ・ラーニングされていくわけです。

 

収束後の未来

 

いまはたしかに、困難で大きな試練を強いられていますが、この先に必ず訪れる「事態の収束後」の未来には、
人々や組織の知的資源が向上し、一人ひとりの行動や倫理が変化し、適者生存という能力がさらにアップデートされるでしょう。

きっと
それはそれは素晴らしい世界が到来するであろう。

 

 

精神的なパラダイムシフト

 

さらに、
今日の困難な事態が起こらなければ見えなかったものも見えてきました。

 

たとえば

医療従事者による献身から、
為政者の全力の貢献から、
各界のスペシャリストによる励ましから、
目覚ましいリーダーシップ能力の発揮から、
企業トップによる社員やサプライヤー、顧客など、ステークホルダーへの慈愛から、
愛する人への愛情、家族への愛情、隣人への愛情、弱者への愛情から、
社会に対する愛情、地球に対する配慮と愛情から、
さまざまなgivers(与える者)の登場から、
社会や環境に対する配慮から、
アイデアに次ぐアイデアの溢出などから、

これまでもあたりまえのことではありますが、
そんなあたりまえのことが個人的にとっても感動しました。

あたりまえのことがあたりまえではない、
世の中は多くの人々からの愛情や献身、貢献で成り立っているということに気付くトリガーとなりました。

 

こうした精神的なパラダイムシフトにより、事態収束後の世の中は、
「お金で買えない価値」「数値で表現し得ない価値が認められ、
相互助力と助け合いにあふれた愛と慈しみに満ちた社会が地球規模で増殖されるでしょう。

 

 

元の世界<新しい世界

 

ただ、こうした未来を明確に描き、ゴールに向かって踏み出す正しい思考と行動を、
この「困難の最中」におこしておくことが肝要である。
単なる事態に対する対処の思考や行動では、事態収束したときに元の世界に帰するだけに終わってしまうだろう。

事態収束の後、「事態が起こる前」の世界に戻ることはとても素晴らしいことである。
けれど、人類のポテンシャルをもってすれば、
もっと素晴らしい新しい世界を創り出すことができると信じます。

 

与えるものは与えられる

giver、taker、matcher

 

もっと素晴らしい新しい世界を創造するのに大切なのが、個々人に宿る

「感謝」 「共感」 「承認」の心である。

 

ペンシルベニア大学ウォートン校教授で心理学者のアダム・グラントは彼の著書「GIVE & TAKEー与える人こそ成功する時代(三笠書房)」で、
”giver(与える人)は最も成功から遠い、しかし、最も成功するタイプもまたgiverである”
と主張している。

ちなみにアダムは、
受け取る以上に与えようとする人を”giver”
与えるより多くをもらおうとする人を”taker”
その中間のGIVE & TAKE のバランスをとろうとする人を”matcher”
と分類しています。

 

 

成功から最も遠い「自己犠牲型giver」、最も近い「他者志向型giver」

 

その上で、
”同じgiverでも自らを犠牲にしてまで人に尽くす「自己犠牲型giver」が最も成功から遠く、人に尽くしつつも自己の利益にも関心をもつ「他者志向型giver」が最も成功するタイプのgiverである”
と結論づけている。

この理論は、ある意味「事態が起こる前」の旧世界では大部分であてはまることが多かったでしょう。

 

「自己中心型taker」の淘汰

 

これからの「困難の最中」を適切に思考、行動したあとの新しい世界の倫理では、
もはや「自己中心型」の搾取オンリーなtakerは淘汰され、「自己犠牲型giver」という概念は存在しなくなるだろう(少なくともそうした傾向は減少するであろう)。

すべての人々が慈愛に満ちた「他者志向型giver」となり、
「与える者は与えられる」ー give & give からの必然的で他発的な take & take ー
な世の中では、
パイを奪い合ったり、他者を押し退けて最高やナンバーワンを目指すことがなく、
パイを広げるために自らの資源や能力をいかに注ぐかを考え、相互独自性による成功を目指す社会となるであろう。

「感謝」「共感」「承認」の新しい世界

 

他人に「感謝」し、
多くの視点や思考に「共感」し、
他人が自分の考えと違って当然という「承認」の包容力が、

「他者志向型giver」となり得るのではないでしょうか。

 

 

多くの犠牲を伴ったこの事態をひとかけらもムダにしてはなりません。
事態の収束後を元の世界よりもっと理想の世の中にするために、
生きることを許された人々の「感謝」「共感」「承認」の心から「他者志向型giver」
が生み出され、賞賛、尊敬、理想とされる新しい世界になることを願ってやみません。

 

 

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